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ROTATION
ローテーションゲーム

1〜15番までの15個のカラーボール(的球)と1つの白球(手球)を使用し、常にテーブル上の最小番号の的球に当てる事を原則とし、順次的球をポケットに落としていき、落とした的球の番号をそのまま得点として加算していき先に規定の点数(最初に決めた点数)に達したものが勝者となる。

ゲームの進め方

先攻・後攻を決める
最初に先攻後攻を決めます。試合ではバンキングによって先攻を決めますが、友達等と撞くのであればジャンケンで構わないでしょう。

的球をセットする(ラック)
先攻後攻が決まれば、後攻のプレイヤー(審判が居る場合は審判)が的球をラックします。ローテーションのラックは、1〜15番迄の全てのボールの配置が決まっています。上図の様に、先頭の1番をフットスポットに、その後ろに左側から7、8、次に11、12、13、その後ろに9、14、15、10、一番後ろに2、4、5、6、3、と並べます。この際、隙間無くまた1番の中心をフットスポットに、ラックの中心はロングライン上に真っ直ぐなる様にセットします。
特に先頭の1番と後ろの2つの球の間に隙間があるとブレイク時ラックに手球の力が伝わらずに上手く散らばりませんので注意して下さい。

オープニングブレイク
先攻の選手は、手球をヘッドライン内の任意の場所に置いてオープニングブレイクを行います。オープニングブレイクとは、ラックした状態の的球テーブル上に散らばらせる為のショットで、オープニングブレイクを行う者は必ず最初に手球を1番に当てなければなりません。
正常にオープニングブレイクが行われて(ヘッドライン内から最初に1番に当て、ファールが無かった時)何れかの的球がポケットに落ちた場合、ブレイクを行ったプレイヤーは現状でプレイを続行出来ます。オープニングブレイクで何れの的球もポケットに落ちなかった場合、プレイヤーは交代となります。
球触り等で正常にブレイクが成されなかった場合はプレイヤー交代後に交代したプレイヤーが手球をヘッドライン内の任意の場所に置いてブレイクをやり直します。
ヘッドライン内とはヘッドライン上を含むエリアなので手球の中心がエリア内にあれば構いません。
2ラック目以降のブレイクは、前のラックで最後の球をポケットした後、手球がヘッドライン内に止まれば、そのプレイヤーが手球を動かさずにその位置から、手球がヘッドラインの外に止まった時は、プレイヤー交代で手球をヘッドライン内の任意の位置からブレイクショットを行います。

ルール
プレイヤーは手球をショットして最初にテーブル上の最小番号の的球に当てなければなりません。
手球が最小番号の的球に当たった後、何れかの的球がポケットに落ちればプレイヤーはテーブル上の全ての球が静止した後、続けて次のショットを行う事が出来ます。
手球が最小番号の的球に当たった後、何れの的球もポケットに落ちなければプレイヤー交代となります。交代したプレイヤーは、そのままの状態で次のショットを行わなければなりません。

ファール
以下の場合はファールとなります。
・手球がテーブル上の最小番号の的球に当たらなかった場合。最小番号の球と他の的球とに同時に当たった場合も同様にファール。
・手球がテーブル上の最小番号の的球に当たる前に他の的球に当たった場合。
・手球がポケットに落ちた場合。(スクラッチ)
・球触りした時。体の一部や衣服等がテーブル上のボールに触れた場合。
・ボールが場外に飛び出した場合。飛び出したボールが第三物体(天井やテーブル照明、チョーク、メカニカルブリッジ等)や第三者(レフリーや相手プレイヤー、ギャラリー等)に当たってテーブル内に戻ってきた場合もファール。
・ボールがレールやクッションの上に静止した場合。
・ショットの際、両足が床から離れた場合。
・テーブル上の全てのボールが静止する前に次のショットを行った場合。ショットの後、テーブル上の全ての球が静止するまでをショットの有効範囲とする。
・手球をタップ以外の場所で撞いた場合。
・故意によって手球をミスジャンプさせた場合。
・手球を二度以上撞いた場合。二度撞き
・手球が最小番号の的球に当たった後、何れの的球もポケットに落ちなかった時、テーブル上の何れの球もクッションに入らなかった場合。ノークッションファール

故意によるファールの禁止
ローテーションでは、戦略上の故意によるファールが禁止されています。

ファール後の処置
ローテーションでは、ファール後交代したプレイヤーは下記のいずれかの状態を選択する事が出来ます。(手球、的球選択ルール)
1.現状のまま(手球も的球も動かさずに)プレイ。
2.的球(テーブル上の最小番号の球)をセンタースポットかフットスポットに移動してプレイ。(邪魔な球が有って置けない場合は、フットスポットより後方のロングライン上に並べて置く)
3.手球をヘッドライン内の任意の場所に移動してプレイ。但し、ヘッドライン内の的球を直接当てる事は出来ない。ヘッドライン内に最小番号の球が有る場合は、的球をセンタースポットかフットスポットに移動する事。
4.2と3の両方を選択してプレイ。

もし、ファールとなったショットで的球がポケットに落ちたり場外に飛び出した場合はフットスポットに戻す。
邪魔な球が有ってフットスポットに置けない場合は、フットスポット後方のロングライン上にその球と密着させて置く。
複数のボールを戻す場合はフットスポットから番号の小さい順に後方ロングライン上に密着させ並べて置く。
フットスポット後方に置けない場合は前方のロングライン上に置く事。

3ファール(スリー・ファール)
ローテーションでは3ファールで負けというルールを適用しません。

勝敗
落とした球の番号を得点として(1番なら1点、2番なら2点というふうに)加算していき、最初に決めた点数に先に達した者が勝ちとなる。
どちらのプレイヤーも決められた点数に達する前にテーブル上の的球が無くなった場合は、改めて15個のボールをラックしブレイクからプレイを再開する。
その際のブレイク権は、最後の的球を落とした後の手球の位置で決まってきます。
最後の的球を落とした後、手球が静止した位置がヘッドライン内ならば、最後の的球を落としたプレイヤーがその場所からブレイクを行います。
手球が静止した場所がヘッドラインの外ならば、プレイヤー交代となり交代したプレイヤーは手球をヘッドライン内の任意の位置に移動してブレイクを行います。

スコアの付け方
スコアの付け方は、黒板やホワイトボードに下図の様に付けていきます。
下図ではA君とB君が対戦しています。名前の横にある数字はお互いの上がりの得点です。最初に決めたら忘れない様に名前の横に書いておきます。
あとは、的球が落ちて点数が加算される毎に落とした球の番号(点数)とそれを加算した合計得点を記入していきます。

上級者編(コールショットと初球出し)
ローテーションは本来コールショットで行われます。但し、ローテーションは難しいゲームですので上級者でない限りはノンコールショットで行って下さい。
コールの仕方は落とすポケットと落とす的球を指定します。(1ボールコーナー、2ボールサイドという風に)宣言したポケットと違うポケットに落ちた場合や違う的球が落ちた場合はミスとなり落ちた的球をフットスポットに戻しプレイヤー交代となります。
セーフティーを行う場合はセーフティをコールして下さい。セーフティーをコールした時は、どの的球がポケットに落ちてもフットスポットに戻し、プレイヤー交代となります。
最初にクッションに入れて空クッションから的球を狙う場合はクッションをコールして下さい。クッションコールをした時、手球がクッションに入った後最初にテーブル上の最小番号の的球に当たれば、どの的球がどのポケットに落ちても有効となります。
コールショットでゲームを行う際、プレイヤーはショット前に相手プレイヤー(審判が居る場合は審判)に、聞こえる様にコールをしなければなりません。その際、相手プレイヤー(審判が居る場合は審判)は、そのコールを復唱する事。
上級者(手球のコントロールが出来る人)は、テーブル上の最後の的球を落とす際、手球がヘッドライン内に止まる様に最大限の努力をしなければなりません。努力を怠ったとみなされた時、そのショットは無効となります。
2ラック目以降のブレイクは、前のラックで最後の球をポケットした後、手球がヘッドライン内に止まれば、そのプレイヤーが手球を動かさずにその位置から、手球がヘッドラインの外に止まった時は、プレイヤー交代で手球をヘッドライン内の任意の位置からブレイクショットを行います。

ハンディキャップの付け方
ハンデを付けてローテーションを行う場合は、最初に上がりの点数を決める際に差をつけておきます。例えば上級者は120点で勝ち、相手は60点で勝ちという風に。
また試合等の時は上級者のみコールショットで行うという場合もあります。
ローテーションはナインボール等と比べて難しく偶然性の少ないゲームですので、対戦者間に実力の差がある場合は思い切ったハンディキャップが必要となります。

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